私のお昼は終わったそして其の先の未来に――

冷蔵庫にいつも母と私と兄でトッピングして焼いている市販のピザが一枚あったんです。
いつもなら二枚用意して土曜日か日曜日にでも焼いて美味しく食べるんですけど、一枚。
理由を母に尋ねたら、
母「おばあちゃんと買い物に出かけたとき『これは鷹ちゃんと一緒に食べる』と言って買っていたよ」
父「ふ〜ん」
鷹「なぜ止めなかったのよ。これ焼けないジャン、おばあちゃん作り方知らないじゃない」
母「そのとき、ピザトーストとこっち、どっちがいいか聞かれたからこっちって答えておいたよ!
  鷹ちゃんピザトーストあまり好きじゃなかったじゃない」
鷹「jkl;::;;おsj;glkjgんxbcbs」
兄「うはwwwwwwwwwwwwww」
母はいい仕事をした、というように満足げ。
絶望の中、兄が代弁してくれた。
兄「ピザトーストのほうが焼くだけだから美味しく召し上がれたんじゃない?www」
母「え? 玉ねぎとかトッピングして追加のチーズも買ってあるし大丈夫だよ。どうせ自分で焼けないから鷹ちゃんに頼むだろうし!」
兄「焼けないからレンジでチンしたものが出てきたりしてな! うん、まぁいい仕事でした。これはメールが楽しくなるwww」
鷹「たのしかないわ!! トッピングがカオスになる可能性が高い! ポイズンクッキングにもほどがあるわ!! なぜレベルの高いもの勧めたし! レベルに合ったものじゃないと失敗する可能性のほうが高いのにっ」
母「でもほら、どうせ自分で焼かないし」
鷹「そうかもしれないけど、その場合焼く時間におばあちゃんが待てるはずがない!! レンジの可能性もあるけど、トースターに半分に切って焼く可能性も捨てきれない」
兄「その場合はトースターに焼けてとろーり落ちたチーズが下で焦げて大惨事ですね分かります」
母「はっ」
自分が話の発端だということをすっかり忘れ、自分には関係ないと思っている父に私は肩に腕を回して聞いた。
鷹「父〜、父さ、今年で仕事やめるんだよね? いつから?」
父「来週というか今週いっぱい?」
鷹「ナカ〜マ」
兄「wwwwwwwwwwwwwwww」
鷹「まぁ、おばあちゃんは作らないでお昼は父に丸投げするかもね」
カオスなお昼ご飯を食べる仲間が増えました。
まぁ今週一週間をなんとか乗り切れば、
来週からは美味しいお昼ご飯にありつける、そんな未来にもなりそうです。
お昼から逃げ出すために父が全力で就職活動に勤しむ未来も近いかもしれない。
























ピザは美味しく食べられるのだろうか